肥大型心筋症(概要)

当社従業員、農業実務担当者は突発性肥大型心筋症であり、高度房室ブロックとなり、心臓ペースメーカーを埋め込み、現在はCRT-Dを埋め込んでおります。

小児のころからの持病で、運動制限を余儀なくされておりましたが、あえて肉体労働を必要とする農業の世界に入ったことには訳があります。

心臓ペースメーカーが電磁波等に影響を受けるという情報は、携帯電話が普及してから公共交通機関などで広がっていますが、農業機械も携帯電話以上に注意が必要なものが多数あります。なのに、なぜ農業の世界に入ったのか。その思いはまた別の機会に記録させていただくことと致します。

肥大型心筋症患者は1998年の調査で人口10万人当たり17.3人おり、成人発症の場合生存率は5年生存率92%,10年生存率80%と悪くはないのですが、小児発症の場合の10年生存率は50%と予後が悪い特徴があるようです。

うちの従業員は、1980年、中学の部活でのランニング中に苦しそうにしているところを教員から循環器科の受診を勧められ、精密検査を受けて診断されました。しかし、当人にとっては運動をして胸が苦しくなったり痛みを感じることは通常の感覚であったことから、発症はもっと小さいころからだったのでしょう。

この病気は遺伝の可能性もあるようですが、当人の両親、親族にそのような症状の人はおらず、突然死された方もおられません。全くの原因不明です。 その後、運動制限と定期健診を続けておりましたが、2000年に除脈が激しくなり、連続して脈が飛ぶようになり、さすがに命の危険を感じるようになりました。原因は一人暮らしでの食事の問題、過労、睡眠不足、等々思い当るところはありますが・・・・。

腹を決めて病院へ行ったところ「このままでは病院を出せない」と言われ、体外式心臓ペースメーカーを取り付けることになりました。その後、仕事に区切りをつけて入院、心臓ペースメーカーを埋め込むこととなりました。32歳でした。CRT-Dを埋め込んだのは昨年、45歳、現在46歳、いろいろありましたが、まだ元気に生きています。

難病ドットコム(肥大型心筋症)